昔はビリヤードをできるところは専門のビリヤード場しかありませんでした。
ビリヤード場というのは初心者には入りづらいものです。
しかし、最近では自遊空間やラウンドワンなどといった複合施設でビリヤードができるようになり誰でも楽しめるようになりました。
ビリヤードは初めてやるととても難しく感じます。
しかし、コツをつかめばとても簡単です。身体能力に関係なく楽しめるので、趣味としておすすめなスポーツです。
ということで、簡単にビリヤードのやり方を紹介します。
ビリヤードのルール
まずは、ビリヤードのルールを簡単に説明します。
ビリヤードは白いボールを棒(キュー)で突き、ほかのボールに当てて、ほかのボールをポケットに入れるスポーツです。
最初にボーリングのように1か所に手玉以外のボールをならべ、ブレイクライン後方から手玉を打ちボールをばらけさせます。
これはブレイクショットと言います。
ブレイクショットを打って、手玉以外のボールがポケットに入ったらブレイクショットを打ったプレーヤーは続けて打つことができます。
ボールがポケットに入らなかったら、打つ人が交代になります。
また、手玉がポケットに入ってしまった場合はファールとなり、次の人は手玉を好きなところに置いて打つことができます。
突いた手玉がほかのボールに当たらなかった場合もファールとなり、この場合も次の人は好きな位置に手玉を置いて打つことができます。
これがビリヤードの基本的なルールとなります。後は、ゲームの種類によってルールが違います。
ここでは初心者でも楽しめる代表的なゲームを2種類紹介します。
9ボール
名前の通り9つのボールを使ったゲームです。
1~9番までのボールを使います。
プレイヤーは一番低い番号のボールから順にポケットに入れていきます。
プレイヤーが付いた手玉が最初に当たるボールが番号の一番低いボールであれば、何番のボールがポケットに入っても構いません。
例えば、手玉が1番に当たって、その1番が5番のボールに当たって、5番のボールがポケットに入るのもOKです。
しかし、1番のボールがフィールド上にあるのに、手玉が2番のボールに最初に当たってしまったらファールになります。
最終的に9番のボールをポケットに入れた人の勝ちです。
他のボールが残っていても9番さえ入れば勝ちになります。たとえば、いきなり1番のボールを9番のボールに当てて入れても勝ちです。
ただし、9番のボールを入れたときに手玉もポケットに入れてしまった場合はファールとなります。
8ボール
もう一つの代表的なゲームが8ボールです。
このゲームでは1~15番までのボールすべてを使います。
このゲームではまずプレイヤーがブレイクショットを打ったあとに、そのプレーヤーは「LOW(ロウ)」か「HIGH(ハイ)」を選びます。
「LOW(ロウ)」を選んだ場合は、1~7番のボールをポケットに入れていきます。
「HIGH(ハイ)」を選んだ場合は、9~15番のボールをポケットに入れていきます。
ポケットに入れる順番は決まっていません。自分のボールであればどれを入れてもOKです。
自分のボールをすべてポケットに入れ終わったら、最後に8番のボールをポケットに入れた方の勝ちです。
8番のボールはどのポケットに入れるか指名して入れます。指名した場所以外のポケットに入った場合はファールとなります。
初心者が覚えるべきビリヤードのコツ
それでは初心者がビリヤードを楽しむために覚えるべきコツを紹介します。
まず、ビリヤードに力はいりません。
大事なのはボールの中心を突くこと。そして、キューを突きたい方向にまっすぐ押し出すことです。
それさえできればビリヤードは楽しめます。
最初は、ゆっくりキューを動かしてまっすぐ突くコツをつかみましょう。
ゆっくりでも中心をまっすぐ突くことができれば十分なスピードのボールが突けます。
徐々にキューのスピードを速くしていくといいです。
コツはこれだけです。
「ボールの中心をまっすぐ突く。力はいらない。リラックス」
ボールをまっすぐ突けるようになると、狙ったところにボールを打てるのでとても楽しいです。
慣れてきたら、バックスピンやトップスピン、バンクショットなどもできるようになります。
ただボールを入れるだけではなく、そのあとの手玉の位置までコントロールできるようになります。
ここまでくれば、すごく楽しくてハマってしまうでしょう。
私も実際にハマリました。一時期毎日やっていました。