緊張すると手汗がすごいという人がいます。私もその一人です。
いつからこうなったかはわかりませんが、気付いたらこうなってました。
手汗で紙がしわしわになるとかそういうレベルではありません。びしょびしょに塗れて文字が書けないくらいのレベルでした。
しかし、現在ではかなり症状を抑えることができています。
ということで、同じ手汗に悩んでいる人のために私が行った対策を紹介します。
私の手汗の症状と対策
まずは、私の手汗の症状を紹介します。
私の症状と似ているという人は、同じ対策で手汗を軽減できるのではないかと思います。
小学生時代
私が手汗がすごいことに気付いたのは小学校1年生か2年生くらいです。
特に緊張しなくても、周りに人がいるというだけで手汗が出ていました。
そのため、授業のノートを書くのもとても苦労しました。
手汗は手の平からだけ出て、手の甲などからは出ませんでした。
なので、周りの人にばれないように必死に隠していた覚えがあります。
常に手が濡れているような状態なので、手の平の皮がふやけて、ぼろぼろになりました。
当時はインターネットなどもまだ一般的でない状態だったので、小学生の私はなぜこんなに手汗が出るのか?どうやったら抑えられるのか?ということを調べるすべがありませんでした。
そのため、ひたすら我慢するしかありませんでした。
中学生時代
中学生になり、ソフトテニス部に入りました。
ソフトテニスをしているときも手汗は出ました。すると、ラケットがめちゃくちゃすべり、ボールを打つのがとても大変でした。
そのころになると、友達の家でゲームをして遊ぶようにもなり、友達には手汗がすごいことがばれました。
手汗のことを冗談半分でいじられることはあっても、それを理由に私を避けるような友達は一人もいませんでした。
少し気が楽になりました。とはいえ、手汗は日常生活においていろいろなことに支障を及ぼします。
ちょうど、このころ我が家にもパソコンが来て、インターネットを見ることができるようになりました。
そこで、私は手汗について調べました。
そして、手汗の治療を専門としている病院を発見しました。
原発性局所多汗症外来がある愛知医科大学病院
手、足、脇の多汗症治療専門の外来がある愛知医科大学病院。外用薬・内用薬、イオントフォレーシス等のメスを入れない治療もあります。総合的な組み合わせ治療によって手汗対策を行っていきますが、治療効果が乏しい場合は手術の相談にのってくれる病院です。
大きな大学病院なので最先端の医療機器を取り揃えており高度な治療が期待できます。ドクターズガイドの多汗症名医の欄でも愛知大学病院の先生が数名取り上げられています。
ということで、愛知医科大学病院に行ってみました。
そこで先生に言われたのは「治療方法はいろいろある」ということと「手術ならすぐに直るけど、副作用の可能性は0ではない」ということでした。
副作用は手のひらでない別の場所から汗が出てくる可能性があるとのことでした。ネットで検索してみると、背中に汗をかくようになった人とかもいるみたいです。
塗り薬的なものでも治療できるということでしたので、私はそちらで治療することにしました。
塗り薬の成分は「塩化アルミニウム」です。実はこれは一般人でも手に入れることができるということを教えてもらいました。
一般人が手に入れることのできる塩化アルミニウムというとオドレミンが有名です。
じつは私もオドレミンは試したことがありました。
たしかに最初のうちは効果がありましたが、徐々に効かなくなってきて使うのをやめました。
この話を先生にすると、オドレミンは塩化アルミニウムの濃度が低めだから、人によっては効かないことがあるそうです。
それで、勧められたのがオドレクールでした。
愛知医科大学病院に通うことができるなら、病院で薬をもらえばいいのですが、それができない場合はオドレクールを使うといいということでした。
この薬を1年くらい使ったら、手汗がだいぶ少なくなりました。
1年後からはオドレクールを使わなくても、手汗の量がだいぶ減りました。
現在
完璧に手汗が止まったわけではありませんが、日常生活に支障のないレベルにはなりました。
今ではもうオドレクールも使っていません。
やはり、専門の病院で診てもらったのがよかったと思っています。
とはいえ、愛知は遠いという人もいるでしょう。
そんな人は、とりあえずオドレクールを試してみることをおすすめします。