先日(2015年11月11日)にMRJが初飛行しました。
初飛行といっても、お客さんを乗せて飛ぶまでにはまだまだ時間がかかります。
予定では2017年の春にANAに第1号機が納入される予定となっています。
今は、ようやく飛んだという段階で、これから様々な試験をやっていくことになります。
国産旅客機は50年ぶりのということで、試験を経験している人はほとんどいません。
この50年で試験方法なども変わっています。
おそらく、Federal Aviation Administrationの試験方法を参考にして四苦八苦しながら頑張るのだと思います。
初飛行は何回も延期されましたが、納入は延期されないといいですね。
MRJで地方活性化?
MRJが就航するとなぜ地方が活性化するのか?
それはMRJが短い距離を低燃費で飛ぶための飛行機だからです。
MRJの座席数は70~80前後です。
航空機の場合、一人でも多くの人を運んだ方が利益が出ます。
そのためボーイングの旅客機は200~400人前後を運べます。
しかし、最新の技術により燃費を大幅に向上させることで、少ない人数でも利益の出る旅客機の開発に成功したのです。
それがMRJです。
地方へ行く人は東京や大阪に行く人に比べて少ないです。
そのため、大きな飛行機で飛んでも、客が少ないため無駄になります。
MRJならこの無駄をなくすことができます。
MRJは地方のために作られたような機体です。
MRJが就航すれば、地方同士を結ぶ路線なども誕生するでしょう。
現在は地方から地方に行く場合、一度都会を経由しなければいけません。
それが必要なくなることで、地方から地方への人の流れができて、活性化が進むと思います。
地方と都会を結ぶ便数も増えるでしょう。
今でもかなり便利になりましたが、もっと気軽に地方と都会を行き来できるようになるはずです。
日本の端っこの沖縄と東京が片道1万以内(国内最大級の格安航空券サイト)で移動できる現在ではありますが、MRJの就航により、片道5000円以内が普通になるかもしれません。
そうなれば、週末の土日で旅行に行こうとか気軽にできます。
旅行会社とかも今の段階からビジネスを考えているはずです。
地方はまだまだいろいろなビジネスチャンスが眠っています。
MRJの就航により、一気に田舎ビジネスが加速しそうです。
地域おこし協力隊や田舎への移住者も増えるでしょう。
まぁなんにせよ、まずは無事試験をパスして、納入されることを祈っています。