2006年を最後に生産が終了したトヨタの「セルシオ」。3回のモデルチェンジがあり、最後のモデルとなっているのがセルシオ30後期と呼ばれています。
各型に根強いファンがいる中で、もっとも人気があるのが30後期です。
現在では中古車でしか購入することができないですが、トヨタの最高級モデルだったため、現代の車と比べても基本性能面では負けていません。
今回はそんなセルシオ30後期の中古車を買うときに注意すること、気になる燃費などを紹介します。
セルシオ30後期のカスタムについて
セルシオ30後期は10年前の車です。
10年前の車と言えば10万キロ走っててもおかしくありません。そして、ノーマルのまま乗っている人はほとんどいないでしょう。
年配の方の場合は、新車のままノーマルで乗り続けている人もいます。
しかし、若い人の場合、大体は車高を落としていたり、ホイールを変えていたりします。
カスタムされた状態で走行距離が10万キロを超えると、それなりに問題が生じてきます。
フレームが歪んでいたり、エンジンの消耗品がぼろぼろだったり・・・
そもそも車というものは自動車メーカーが研究に研究を重ねて最適の状態で販売しているものです。
カスタムするということは、最適の状態でなくなるということです。
それは車の寿命を縮めることになります。
セルシオ30後期は高級車のため、しっかりメンテナンスをしていれば、10年くらい普通に乗れます。
カスタムされていると、目に見えない部分が劣化している可能性が高く10万キロを超えているものを買うのは危険です。
購入後、数年以内に部品交換や修理が必要になる可能性が高いです。
車検を通したばかりの中古車でもそれは同じです。
車検なんてごまかそうと思えばいくらでもごまかせます。
現に私が過去に乗っていた車も、カスタム済みの中古車だったのですが、オートバックスや正規ディーラーに持って行っても車検は通らないといわれました。
仕方なく、購入店舗(家から遠い中古車店)に持っていったら普通に車検に通りました。
なんでも、車検を甘くしてもらう代わりに、車検屋さんにお客さんを紹介していたりするらしいです。
話しがそれましたが、車検に通っているからと言ってちゃんと整備されているとは限らないということです。
なので、セルシオ30後期のような古い車はできる限りノーマルのものを買うべきです。
買ってから自分でカスタムしたほうが、結果的にお金は少なくて済むでしょう。
(カスタム済みだったらカスタム代がいらないけど、すぐに修理費が必要になるから)
セルシオ30後期のノーマル中古車の探し方
といっても、セルシオ30後期のノーマル車はかなりレアです。
買いたくても探すのが大変でしょう。そして、カスタム車よりも値段が高いです。
状態のいいノーマル車で安い中古車を探すとなると、ガリバー中古車提案サービスみたいなのに申し込んで、希望の中古車が入荷されるのを待つのが一番だと思います。
ガリバー中古車提案サービスとは希望の車種を申し込んでおいて、条件に合う中古車がガリバーに入荷された際に、店頭やサイトに掲載する前に紹介してもらえるというものです。
「中古車在庫の70%は未公開!未公開の中古車を買う方法とは」でも紹介されているように、中古車を購入する場合はネット情報のみで決めない方がいいです。
いろいろなところで比較検討したほうが、後悔することが少なくなります!
セルシオ30後期の燃費
最近、何かと話題になる自動車の燃費ですが、セルシオ30後期の燃費は10年前の車の割にはいいです。いいといっても排気量の大きい車の割にはという感じです。
街乗りの場合リッター5キロ前後、高速なら7~8キロ前後といったかんじです。
乗り心地などは抜群なので、燃費の悪さはそんなに気にならないかんじだと思います。